文字の通り、本来エネルギーである糖分が余分なものとなって排泄物である尿に出てしまう病気・・・つまり血液中の糖分(血糖値)が多い(高い)病気です。
血管がつまって動脈硬化を引き起こし、眼、腎臓、神経の3大合併症だけでなく、脳卒中、心筋梗塞を引き起こします。
自覚症状に乏しく、「やたら喉が渇く」、「夜中になんどもおしっこに行く」など、血糖高値による症状はありますが、なかなか糖尿病だと気づかれないこともあります。職場や地域の健康診断で指摘されることも多い病気ですが、自覚症状に乏しいため、受診されずそのまま放置されてしまうことも多いようです。
生活習慣病のひとつとされておりますが、血糖を下げるインスリンというホルモンが一種のアレルギーによって膵臓から分泌されなくなり急激に血糖が上昇してしまう1型糖尿病といった病態もあります。
上記のとおり、放置しておくと血管が詰まって命にも影響する危険性がありますので、思い当たる方ははやめに受診されてください。
ひなた内科は、患者様の病態を的確に判断し、患者様の病態にあった治療を患者様とご一緒に進めさせていただきます。そして、糖尿病の検査については、血液・尿検査など合わせて約15分で結果がでて、他の病院と比べても短時間の待ち時間でその日のうちに患者様にご説明、治療方針を決定しています。
眼の内側には網膜というスクリーンの役割をする部分があります。その部分の血管が長期間の高血糖によってつまってしまい、視力が低下する病気です。
また、糖尿病では高血糖による免疫の異常が生じ、眼底出血や網膜剥離などを来してしまい、失明する危険性もあります。糖尿病に気づく最初の症状が、この網膜症による視力低下の場合も少なくなく、失明原因の第1位が現在ではこの糖尿病網膜症と言われております。
検査には瞳孔をひらいて眼底を検査する専門的なものが必要ですし、治療についてもレーザー治療などが必要な場合もあります。
ひなた内科では、同じメディカルビル内のえのき眼科様と協力して、高度な医療をお届けいたします。
腎臓の尿を作る部分「糸球体」も血管でできており、ここがつまってしまうと、尿が作れなくなります。
尿は体の中の毒素や余分なものを排泄してくれる重要なもので、もし、これが作れなくなると、尿毒症という病気で死んでしまいます。糖尿病腎症がすすんで、尿が作れなくなると、人工透析といった方法で、血液をきれいにしなければいけなくなります。透析の原因として、この糖尿病腎症が一番多いとも言われています。
腎不全がかなり進んだ状態になるまでは、血液と尿検査で定期的に評価することができますが、ひなた内科では、腎機能の評価として重要な尿中微量アルブミン、尿蛋白といった尿検査を糖尿病関連の血液検査と合わせて15分程度でその日のうちに確認する事ができます。
腎機能を守るためには、血糖値の他に血圧のコントロールも重要で、ひなた内科では、腎不全にならないように、血糖と血圧の治療をさせていただくのはもちろんですが、万一進行してしまった場合でも、母校である防衛医科大学校病院様と連携して、高度な医療を提供させていただきます。
感覚神経(しびれ、痛み、知覚低下、異常知覚)から障害されます。しびれや痛みが前面に出る場合もあれば、逆に知覚低下が前面に出れば、熱さ、冷たさ、痛さを感じなくなり、ちょっとした足のケガが壊疽(足がくさってしまう状態)に発展する場合もあります。また、自律神経障害といって、たちくらみや吐き気、便秘・下痢といった消化器症状が不安定に出現する場合もあります。
また、痛みを感じにくくなってしまうことから、心筋梗塞などが起こっても、痛みを感じず命にかかわってしまう危険性もあります。神経障害は糖尿病三大合併症の中で、最もはやく起こりやすいとされ、糖尿病歴5年くらいから合併しますが、血糖の急激な変動(急に悪くなったり、反対によくなった場合も)により症状が強くなることもあります。
皆様の中で、夜中に足がつって起きてしまうという方はいらっしゃらないでしょうか?この足がつりやすいといった症状も糖尿病神経障害による可能性もあります。
ひなた内科では、診察時に神経障害の有無を身体所見と自律神経の検査で確認させていただくとともに、場合によっては漢方薬を用いた治療を行い、患者様のQOLをあげるお手伝いをさせていただきます。自律神経障害の検査に関しては、血液・尿検査とあわせて、約15分間でその日のうちに結果を説明する事ができます。